天神学園の問題児再来
刃の結界は、躱す事も防ぐ事も叶わず。
一撃二撃が防げたところで、焼け石に水。
何度も何度も斬り裂かれ、真太郎、そしてほむらを庇う龍馬さえもが血の海に沈む。
「見たか、真太郎」
黄昏を肩に担ぎ、紅葉は真太郎達を見下した。
「僕にはここまでの才気に溢れている。夕城流次期宗主をも凌駕するだけの天稟を持ち合わせているんだ」
「ならば何故…」
ポタポタと血を滴らせながら、真太郎は立ち上がる。
「その技量を以って、琴月の次期宗主に名乗り出ない?刹那殿に挑み、次期宗主の座をかけて争えばよかろう」
狂奏丸を鞘に納め、川蝉を右手に握る。
その切っ先を紅葉に向け。
「刹那殿から逃げ、琴月から逃げ、夕城の次期宗主を狙いに来た時点で、貴様は負けなのだ紅葉!」
一撃二撃が防げたところで、焼け石に水。
何度も何度も斬り裂かれ、真太郎、そしてほむらを庇う龍馬さえもが血の海に沈む。
「見たか、真太郎」
黄昏を肩に担ぎ、紅葉は真太郎達を見下した。
「僕にはここまでの才気に溢れている。夕城流次期宗主をも凌駕するだけの天稟を持ち合わせているんだ」
「ならば何故…」
ポタポタと血を滴らせながら、真太郎は立ち上がる。
「その技量を以って、琴月の次期宗主に名乗り出ない?刹那殿に挑み、次期宗主の座をかけて争えばよかろう」
狂奏丸を鞘に納め、川蝉を右手に握る。
その切っ先を紅葉に向け。
「刹那殿から逃げ、琴月から逃げ、夕城の次期宗主を狙いに来た時点で、貴様は負けなのだ紅葉!」