天神学園の問題児再来
不意に聞こえた声。

禿鷲が振り向くと、そこには蟀谷にマンイーターの銃口を突き付けたヴラドの姿が!

引き金を引くヴラド!

「くっ!」

禿鷲は咄嗟に時凍えを行使して、それを回避する!

銃口を突き付けられた状態での零距離射撃さえ回避する時凍え。

しかし。

「!?」

禿鷲は驚愕する。

見れば、発射されたカスール弾は、その場に浮いたままだった。

「術式を書き換えて、カスール弾の命中を遅延させた。俺の呪いを以ってすれば、時間停止の真似事くらいできる。そして」

ヴラドが指を鳴らす。

「時は動き出す」

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