天神学園の問題児再来
と。

「あのさぁ…」

紫陽花が口を開く。

「真太郎君、どう思う?」

「ん?」

シオンと龍馬が顔を見合わせる。

紫陽花の視線の先には、窓際の席に座って憮然と外を眺める真太郎の姿があった。

教室内に残っているだけ先日よりはマシなものの、彼も食事をとらず、誰とも会話を交わさない。

群れるの嫌い、おまいら近寄ってくんなオーラバリバリだ。

「いんじゃね?ぼっち好きなんだろ」

先日いきなり決闘を申し込まれた件もある。

シオンは真太郎にあまりいい印象を持っていない模様。

「わしも同意見ぜよ。1人がええっちゅうなら放っとけばええがじゃ」

龍馬も鼻を鳴らす。

男子陣は総じて放置のスタンス。

まぁ麗龍は事情をよく知らないのでナンダソレといった表情。

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