天神学園の問題児再来
「肉体を食らわれるか」

マンイーターを掲げ。

「魂を食らわれるか」

ソウルイーターを掲げ。

「貴様に選ばせてやる、夕城。好きな方で相手してやる」

告げるヴラド。

「っ…」

どちらが相手でも苦戦は免れまい。

だが、破門されたとはいえ夕城の跡取りとして。

どんな勝負でも避ける訳にはいかない。

「選ばせてやるだと?ならば両方だ」

真太郎は狂奏丸の鯉口を切る。

「デカイだけの鉄砲一挺で、この俺を仕留められると思うな」

「言うじゃないか、嬉しいねぇ」

左右の愛銃の銃口を向けるヴラド。

まるで大砲だ。

「覚悟はいいか?殺しはせんが、ひと月は学園に顔を出せなくなるものと思え」

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