天神学園の問題児再来
そんな剣術と空手の区別もつかない癖に、維新とかいう難しい言葉を駆使したがる龍馬は、ようやく屋上から校舎内に入る。

とっくに午後の授業は始まっている。

ガラリと教室の扉を開ける。

「あ~龍馬、遅刻~」

席に着いて授業を受けていた紫陽花が、プクッと頬を膨らませる。

相変わらず服を着ていない。

安定のヒモビキニ(豹柄)。

「ちゃんと時間までには戻ってこないと駄目だよぉ、クラス委員の私の面子にかかわるじゃあん」

「……他に気にする面子があるような気がするがの……」

胡乱な目をする龍馬。

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