天神学園の問題児再来
拳銃使いは惹かれ合う

ヴラド、龍虎軒で夕食をとる

「ん…ん…」

真太郎の腕の中、紫陽花が目を覚ます。

「大丈夫か」

「真太郎君こそ大丈夫っ?」

目を覚ますなり、ベタベタと真太郎の体を触りまくる紫陽花。

「撃たれたっ?怪我はないっ?血は出てないっ?」

「ええい触るなっ、鬱陶しいっ」

べりっ、と紫陽花を引っぺがす真太郎。

「手応えのありそうな相手と一騎打ちできそうだったというのに、貴様のお陰で勝負無しになってしまった」

「えー…そりゃあ悪い事しちゃったなぁ…」

善かれと思って止めに入ったのだが、逆に真太郎の迷惑になってしまったようだ。

ならばと。

紫陽花は紐パンの腰紐をクイと指で引っ張る。

「責任は体でとるね」

「何処までも破廉恥極まりないな、貴様は」

納刀したままの狂奏丸でオゲンコ頂きました。

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