天神学園の問題児再来
翌日の天神学園。

「!」

紫陽花やシャンリーと歩いていた花龍は、廊下でヴラドと擦れ違う。

あんな話があった後だ。

花龍としては、やや意識せざるを得ない。

「ヴラド先生おはよー」

ニパッと笑う紫陽花。

「おはよーございまーすっ」

元気よく挨拶するシャンリー。

「お、おはようございます…」

花龍も挨拶する。

強引な性格のヴラドの事だ、ここで壁ドンの1つもかまして紫陽花やシャンリーをキャーキャー言わせるかと思われたが。

「ああ」

何をするでもなく、彼は花龍達の隣を通過するのみだった。

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