天神学園の問題児再来
「はいはい、お待たせ~」

紫陽花、シャンリー、花龍の3人も、水着に着替えてやって来た。

てか花龍はともかく、紫陽花とシャンリーはいつもと同じ格好だ。

まぁね、いつもヒモビキニにビキニアーマーだから。

「どうどう?真太郎君、似合う?グッと来ちゃった?」

馴れ馴れしく真太郎に擦り寄る紫陽花。

だから、いつもヒモビキニじゃねぇか。

とはいえ。

「…む」

プールサイドで見る紫陽花の健康的な肢体はまた格別なのか。

小さく唸る真太郎。

「ヴラド先生は着替えないんですか?」

ワンピース水着姿の花龍が、いつもの姿のヴラドに歩み寄る。

重苦しい、暑苦しい、息苦しいの三拍子揃ったヴラド。

「吸血鬼が健康的に肌を焼いて水泳でもないだろう」

ヴラドは鼻を鳴らした。

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