天神学園の問題児再来
「变成在不(なっちゃいないな)」
地べたに這い蹲るシオン、真太郎、龍馬の3人を見下ろし、黒爪が言う。
「瑠璃一味どもの倅達というからどれ程のものかと思えば…危うく加減を間違えて殺してしまいそうになった。もう少し愉しもうと思っていたのに」
「く…何だと…」
ヨロヨロと立ち上がる真太郎。
「夕城流の真髄を極めた俺を…加減を間違えて殺しそうになっただと…?」
「真髄?君がかね?」
黒爪は一笑に付す。
「多少血の匂いのする剣技を身に付けた程度で、真髄?君など夕城流も人斬りの剣も満足に扱えない、ただの半端者に過ぎんよ」
「っ…」
愚弄極まれり。
歯噛みするしかない真太郎。
「つまらんな。ならば早々にまず1人仕留めよう…やはり最初は勇者の子のどちらか…」
黒爪の視線が。
「!!」
シャンリーに向けられる。
「最初は柔らかい娘の首筋に牙を突き立てたいものだ。思い出すね、夕城 めのう(ゆうしろ めのう)の項に牙を立てた時の事を」
下卑た笑いを浮かべ、歩を進める黒爪。
その前に。
「シャンリーちゃんには手出しさせない…!」
マテバとアルトゥルスを握り締めた、花龍が立つ。
地べたに這い蹲るシオン、真太郎、龍馬の3人を見下ろし、黒爪が言う。
「瑠璃一味どもの倅達というからどれ程のものかと思えば…危うく加減を間違えて殺してしまいそうになった。もう少し愉しもうと思っていたのに」
「く…何だと…」
ヨロヨロと立ち上がる真太郎。
「夕城流の真髄を極めた俺を…加減を間違えて殺しそうになっただと…?」
「真髄?君がかね?」
黒爪は一笑に付す。
「多少血の匂いのする剣技を身に付けた程度で、真髄?君など夕城流も人斬りの剣も満足に扱えない、ただの半端者に過ぎんよ」
「っ…」
愚弄極まれり。
歯噛みするしかない真太郎。
「つまらんな。ならば早々にまず1人仕留めよう…やはり最初は勇者の子のどちらか…」
黒爪の視線が。
「!!」
シャンリーに向けられる。
「最初は柔らかい娘の首筋に牙を突き立てたいものだ。思い出すね、夕城 めのう(ゆうしろ めのう)の項に牙を立てた時の事を」
下卑た笑いを浮かべ、歩を進める黒爪。
その前に。
「シャンリーちゃんには手出しさせない…!」
マテバとアルトゥルスを握り締めた、花龍が立つ。