天神学園の問題児再来
精進!
龍馬が天神学園の備品を壊したらしい。

流石スペシャルバカの丹下の血筋、備品を壊すのはデフォだ。

「龍馬君、何を壊したんですかっ、職員室の先生方がご立腹ですよっ」

怒ってもあまり怖くない、寧ろ可愛い、いいぞもっと怒れ、なリプニーが、腰に手を当てて龍馬を叱る。

「すまんちや、つい力が入ってしまったぜよ」

頭を掻きながら、多少は反省の色を見せる龍馬。

その背後には。

「え…」

校庭の片隅にある、理事長の銅像。

龍馬テメェあぁぁぁぁぁぁっ!

何さらすんじゃゴルァアァァァァアァッ!

「ていうか…」

リプニーは愕然とする。

「これ…本当に龍馬君が壊したんですか…?」

銅像は、まるで鋭利な刃物で斬ったかのように両断されていた。

< 311 / 1,120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop