天神学園の問題児再来
「で、何だ早川。何か用か」
花龍を一瞥するヴラド。
長身、隈のある目で見下ろされると、大抵の生徒は怯むものの。
「授業内容ではないんですが、質問いいですか?」
物怖じ1つせず、花龍は正面から話しかける。
「先生の愛銃…マンイーターとソウルイーターなんですが」
「それがどうした」
「確か454カスール弾でしたよね。魔力を付与された」
「そうだ。俺の狙ったものにしか命中しないという呪いと、通常の物理攻撃が効かない人外の類も殺傷できる魔力を付与している」
片手を掲げ、さも邪悪そうに薄笑みを浮かべてヴラドは語るが、何故だろう、妙に芝居がかっているように見えるのは、花龍が『そういう目』で見てしまうからか。
花龍を一瞥するヴラド。
長身、隈のある目で見下ろされると、大抵の生徒は怯むものの。
「授業内容ではないんですが、質問いいですか?」
物怖じ1つせず、花龍は正面から話しかける。
「先生の愛銃…マンイーターとソウルイーターなんですが」
「それがどうした」
「確か454カスール弾でしたよね。魔力を付与された」
「そうだ。俺の狙ったものにしか命中しないという呪いと、通常の物理攻撃が効かない人外の類も殺傷できる魔力を付与している」
片手を掲げ、さも邪悪そうに薄笑みを浮かべてヴラドは語るが、何故だろう、妙に芝居がかっているように見えるのは、花龍が『そういう目』で見てしまうからか。