天神学園の問題児再来
色々腑に落ちない点はあるが。

「フン…」

質問が終わりならば用はない。

ヴラドは鼻を鳴らす。

「魔力や呪いに興味があるのか?ゆくゆくは俺の眷属になるのならば、教えてやらん事もない」

「いえ…私には精霊術の方が合っているみたいですから…同じ拳銃使いとして、ご指導はお願いするかもしれませんが」

「そうか」

花龍の言葉に、あっさりと話を打ち切るヴラド。

決して強要はしない。

眷属になれと言いながら、相手の意思は尊重する。

普通従僕にしようとするなら、決定権は全て主人(マスター)が握りそうなものだが。

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