天神学園の問題児再来
「盛り上がっている所悪いが」

真太郎が狂奏丸と川蝉を携えて部屋を出た。

「俺は海水浴を楽しむ気はない。確か離れ小島があると言ったな。そちらへ向かわせてもらう。小舟はあるか」

「はい、それでは準備させて頂きます」

真太郎の言葉に、スタッフが頷いた。

「わしも」

龍馬も陸奥守片手に部屋を出る。

「1人で稽古させてもらうきに。飯の時間になったら呼んでくれ」

「何だぁ、2人ともつれな~いっ」

頬を膨らませるシャンリー。

「まあまあ、仕方ないですよ。夏休みは各自自由に過ごす為のものでもありますから」

苦笑いするリプニー。

「それじゃあ海水浴する人は、水着に着替えましょうか」

「さんせ~いっ」

シオンが挙手した所で。

「シオンと麗龍は外っ」

花龍に追い出された。

何で当たり前のように部屋に残ってんだ、お前。

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