天神学園の問題児再来
「黒爪が迫っていたというのに気付かなかったとは、不覚…修行が足りぬ証拠」

「まっこと同感ぜよ…」

真太郎と龍馬、意見が一致。

2人が今日も修行に明け暮れるのは当然の流れだった。

紫陽花はそんな真太郎に同行する。

柾の人間の癖に、龍馬はほったらかしか。

相変わらず今回の丹下は不遇。

「俺は用が済んだんでな…帰る。昨日は徹夜したので眠い」

ヴラドが席を立つ。

徹夜に弱い吸血鬼とか。

「ヴラド先生、有り難うございました」

助太刀に入ってもらった事を感謝する花龍に。

「何…花嫁の為ならば足労も厭わん」

ヴラドは瞬時に無数の蝙蝠へと変化し、その場を飛び去って行く。

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