天神学園の問題児再来
「そんなに気付かなかったのが悔しいなら、リプニー先生も修行すりゃいいじゃんか」

「し、修行…ですか?」

立ち上がるシオンを、リプニーは見上げる。

確かに、エージェント霸龍闘やエージェントリィも、学生時代は相当過酷なトレーニングを積んでいたと聞く。

それがエージェントになった際にも、礎となったのだ。

「何ならミルトゥワに一緒に来て、近衛騎士のヴィルと稽古してみるか?まぁ鉄砲撃ちじゃねぇけどさ、なかなか強いからいい稽古になるかもしれないぜ?」

いやいや、よそ様に勝手にお邪魔する約束は取り付けないで下さい。

「多分、リプニー先生はあのデカイ携行砲に頼り過ぎなんだよ。あんなの、当たらなかったら意味ないだろ?」

シオンはシオンなりに、リプニーの得物について分析する。

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