天神学園の問題児再来
「ったく、勝手についてくるなんて」

呆れた顔をしながら歩くシオン達は、すり鉢状のコロシアムのような鍛錬場へと向かう。

隣の屋根のついた部屋へ。

「では早速今日も始めましょうか」

「はい、でも…」

リプニーが携行砲を持ったまま、モジモジする。

「あんまりその…揉んだりされるのは…」

チラリとシオンの顔を一瞥。

その言葉に、紫陽花がキュピーン!と反応する。

「お言葉ですがシオン殿下、お戯れが過ぎるのは如何なものかと」

お戯れ!

「でも出来ない時はお仕置きがあった方が捗るだろ?」

お仕置き!

「ペナルティはあった方がいいかもしれませんが、辱めという形は…」

辱め!

「辱めじゃないよ、リプニー先生だって喜んでんだから」

「喜んでません!」

悦ぶ!

紫陽花の妄想の一助となる単語が次々と出てくる。

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