天神学園の問題児再来
「ふぅ…」

ベッドの上に脱いだ服を放り投げ、リプニーは自室のシャワーへと向かう。

とにかく早く汗を洗い流したかった。

シャワーヘッドから流れる熱い湯を、頭から全身に浴びる。

色白の肌に、木目細かな水滴が流れ落ちていく。

シャワールームの壁に両手を付け、しばらくお湯を浴び続けた後。

「はぁ~…」

リプニーはヘナヘナと、床にへたり込んでしまった。

(天神学園の人達って皆凄いなぁ…あのくらい強くなろうと思ったら、ああいう稽古を毎日しないといけないんだなあ…腕も足もパンパンだよぉ…携行砲があんなに重いと思ったの初めてかも…)

しかし、日に日に強くなっている事が実感できるというのは楽しい。

同じ女性のマリオンでも、あそこまで強いのだ。

リプニーにだって、やってやれない事はない。

その事が、彼女を奮起させる。

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