天神学園の問題児再来
「「そこまで」です」

シオンにはリプニーが、龍鷺郎には花龍が、それぞれ銃口を向けた。

「これ以上やったらどっちも大怪我しちゃいます…シオン君、ムキになり過ぎ」

「龍鷺郎の口が過ぎるのが原因だと思う。龍鷺郎が悪いよ」

両者を諭す2人に。

「…うんざりだぜ」

興を削がれたように、龍鷺郎は握り締めた拳を解いた。

「が…この女の言い分が恐らくは正しいだろうな…ちょいと言葉を選び間違えたようだ」

龍馬の顔を見る龍鷺郎。

「別にお前やお前の仲間に喧嘩を売る気はなかった。悪かったな」

「……気にせんでええぜよ」

力無く答える龍馬。

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