天神学園の問題児再来
「いや、分かるぜ」

龍鷺郎は身を起こした。

「『相棒』が身近にいなくなるってのは不安なもんだ。それは刀だったり、拳銃だったり、頼りになる仲間だったりな…1人になるってのは、それだけで背中がスカスカしちまうもんだ」

「…私達は、どうしてあげればいいと思う?」

問い掛ける花龍に。

「分からん」

龍鷺郎は即答だった。

「龍馬の相棒であって、俺の相棒じゃあない。冷たい言い方のようだが、新しい相棒を選ぶのも、このまま1人で歩くのも、歩くのをやめるのも、決めるのは俺達じゃあない。龍馬自身だ」

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