天神学園の問題児再来
為す術もなく砂浜に突っ伏す龍馬。

「兄上!」

「シオン!」

「シオン君!」

シャンリー、花龍、リプニーの3人が止めに入るものの、シオンはその3人をも振り回す。

「お前何言ってんだ!そんな勝手許されると思ってんのかよ!」

「……」

殴られた頬もそのままに、龍馬は静かに立ち上がる。

「刀なんて新しいの使えばいいじゃんか!折れたくらいで剣術やめるとか言うなよ!」

シオンは言うが。

「お前には分かる筈じゃ…」

龍馬は俯いたまま言った。

「新しいのを使えばええ…そういう問題じゃないきに」

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