天神学園の問題児再来
「よかったじゃねぇか」

長ランの砂を払いながら、龍鷺郎も立ち上がった。

「捨てられた訳でも、なくなった訳でもないらしい…後はお前の気持ち次第だ」

龍馬の背中を見る龍鷺郎。

「決めるのはお前だ。やめるも続けるもお前の勝手…だが、燻るもんがあるうちは」

龍鷺郎は踵を返す。

「燃え尽きるまで続けた方がいいんじゃねぇのか?知った事じゃないがな」

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