天神学園の問題児再来
「まぁいいや、こっちゃ作刀の依頼で忙しいんだ、チャッチャと用事済ますぜ」

龍之介は、片手に携えた刀を差し出す。

「丹下 龍馬。くれてやる、持ってけ」

仲間達の後ろから出た龍馬は、龍之介の手にした刀に目を丸くする。

「それは?…わしにくれるがか…?」

「くれてやるっつっただろ」

何聞いてたんだとばかりに苦笑いする龍之介。

「し、しかし…」

龍馬の視線が落ちる。

「わしは…もう陸奥守以外の刀で剣術はやらんと決めたがじゃ…」

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