天神学園の問題児再来
更に続くヴラドの説明。
「1459年、ヴラド3世はワラキア領内のくそったれ大貴族を打倒して権力を掌握して中央集権化を進め、公の直轄軍を編成し、更にオスマン帝国への貢納を拒否する。オスマン帝国がワラキア公国に生意気にも使者を派遣して貢納を要求すると、ヴラドはその小賢しい使者を生きたまま串刺し刑にする。これについてヴラド3世は無礼があった為と釈明した。正論だ。その後オスマン帝国のスルタン、メフメト2世は大軍を率いてワラキアに何度か侵攻したが、兵力に劣るヴラド3世はゲリラ戦と焦土作戦でもって激しく抵抗し、その都度木端微塵に撃退する。1462年の戦いでヴラド3世は、下衆のメフメト2世の首を標的とした夜襲をワラキアの首都トゥルゴヴィシュテ城外に敢行してオスマン帝国軍の多数を殺傷するも、イェニチェリの激しい抵抗にあって残念ながらメフメト2世を殺す事はできなかった。その後、入城したメフメト2世を待っていたのは、ヴラド3世による大量のオスマン帝国兵の串刺しの林であり、それを見て戦意を失ったヘタレのメフメト2世はワラキアを撤退した」
だんだん説明に私情が入ってきたように思える。
「あ、あの、先生…」
もう一度挙手する生徒。
「質問いいで「駄目だ。生き血を啜り上げるぞ」
もう生徒は失禁するしかない。
何なのこの授業。
「1459年、ヴラド3世はワラキア領内のくそったれ大貴族を打倒して権力を掌握して中央集権化を進め、公の直轄軍を編成し、更にオスマン帝国への貢納を拒否する。オスマン帝国がワラキア公国に生意気にも使者を派遣して貢納を要求すると、ヴラドはその小賢しい使者を生きたまま串刺し刑にする。これについてヴラド3世は無礼があった為と釈明した。正論だ。その後オスマン帝国のスルタン、メフメト2世は大軍を率いてワラキアに何度か侵攻したが、兵力に劣るヴラド3世はゲリラ戦と焦土作戦でもって激しく抵抗し、その都度木端微塵に撃退する。1462年の戦いでヴラド3世は、下衆のメフメト2世の首を標的とした夜襲をワラキアの首都トゥルゴヴィシュテ城外に敢行してオスマン帝国軍の多数を殺傷するも、イェニチェリの激しい抵抗にあって残念ながらメフメト2世を殺す事はできなかった。その後、入城したメフメト2世を待っていたのは、ヴラド3世による大量のオスマン帝国兵の串刺しの林であり、それを見て戦意を失ったヘタレのメフメト2世はワラキアを撤退した」
だんだん説明に私情が入ってきたように思える。
「あ、あの、先生…」
もう一度挙手する生徒。
「質問いいで「駄目だ。生き血を啜り上げるぞ」
もう生徒は失禁するしかない。
何なのこの授業。