天神学園の問題児再来
まぁ、そうはいっても質問もしないと、分からない所をそのままにしていては授業にならない。

勇気を出して。

「ヴラド先生」

挙手したのはクラス委員の花龍。

「質問よろしいですか」

「ば、馬鹿花龍!殺されるぞ!」

シオンが小声で制止する。

「……」

ジロリと一瞥するヴラド。

「よかろう。貴様には質問を許可する。生き血が美味そうだからな」

多分に公私混同があるヴラド。

しかも生徒を自分のご飯扱い。

改めて。

「先程説明のあったヴラド3世というのは、ヴラド先生ご自身と何か関係があるんですか」

花龍は問い掛ける。

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