天神学園の問題児再来
で。

「…どういう事だ」

1時間後、ヴラドが憮然とした顔で橘リゾートにやって来た。

相変わらずインバネスコートの暑苦しい格好だ。

「俺は黒爪が現れたというからわざわざ来てやったのだが」

「嘘言ってごめんなさい先生。でも、先生にも記念撮影に参加してもらおうと思って」

花龍が微笑む。

「ふざけるな。断る」

「うんざりだぜ、俺も性に合わん」

立ち去ろうとするヴラド、そして龍鷺郎を。

「まぁまぁ」

「そんな事言わないで」

花龍と紫陽花が引き止める。

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