天神学園の問題児再来
「じ、じゃあ先生…」

シオンが恐る恐る挙手するが。

「貴様には質問は許可していない。誰が喋っていいと言った」

今にも呪い殺しそうな眼で睨むヴラド。

シオン、ガクブル。

シオンに代わって。

「そんな吸血鬼の先生が、何で天神学園の教師に…?」

花龍が質問する。

「…………」

ヴラドはチョークを走らせる手を止め、窓の外を見つめて遠い目をする。

何か深い事情があるのか。

この天神学園の教師になるまでに、きっと紆余曲折があ「給料がよかったのだ」

「「銭金の問題かよっっっっっ!」」

シオンと花龍が思わずツッコむ。

< 58 / 1,120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop