天神学園の問題児再来
「龍鷺郎が悪い、ちゃんと手を合わせないと」

「わしも同感じゃ、頂きますぜよ」

花龍と龍馬が手を合わせてから食事を始める。

早速おむすびをがっつく龍馬を。

「……」

雪菜はじっと見入る。

「…な、何ぜよ雪菜さん…そんな見られると食いづらいんじゃが…」

「龍馬君…っていうの?丹下 龍太郎って人、知ってる?」

「お、おお…龍太郎はわしの親戚のおじさんじゃ。空手じゃか拳法じゃかを、ちんまい頃に教わったがじゃ」

「ああ!やっぱり!」

雪菜が嬉しそうにポンと手を叩いた。

「ご飯を美味しそうに食べる所なんて、学生時代の龍太郎君にそっくり。そうですかぁ、龍太郎君の親戚なのねぇ」

懐かしむように龍馬を見る雪菜。

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