天神学園の問題児再来
「………………ハッ」

突然。

今まで無言でいるかいないかすら分からなかった冬樹が、声を上げた。

ようやく意識が回復したらしい。

みんなが食事を進める中、ボーッとしたまま座っていた冬樹。

まさに夢から覚めたかの如く、周囲を見渡す。

テーブルには空になった料理の数々。

ガッツリ食べそびれてしまっている

「あ、兄上には改めて昼食を準備致す故…」

紗雪が苦笑いする中。

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