天神学園の問題児再来
「はじめまして…この度天神学園に転校してきた、鴉丸 禿鷲だ」

「鴉丸…は、はげ…」

「とくしゅうと呼んでくれ!」

早速お約束の読み違えをする紫陽花にツッコむ禿鷲。

「……」

「頭頂部を見るな!」

龍馬の視線にもツッコむ禿鷲。

ちなみに髪の毛はあります、念の為。

「鴉丸…?」

龍鷺郎が反応する。

「ああ、そうだよ龍鷺郎。君の御父上は、僕の父親でもある」

禿鷲は頷く。

同じ臥龍の息子とはいえ、お互いに把握していない兄弟もまだ多いのだ。

何せ世界中に子孫を散らばらせた無節操な親父だから。

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