天神学園の問題児再来
「とはいえ、そんな切り札の大剣を振るわれては分が悪いな」

禿鷲は紗雪を残し、タン、と舞台を軽く蹴って飛び降りる。

「ここは天神王国の2人の王子達に潔く敗北を認めるとしよう。必ず紗雪を幸せにしてやってくれ」

最後は『演技として』敗北を認めた禿鷲。

彼は紗雪をシオン達に託し、そのまま舞台を後にする。

『え…あ…こ、こうして禿鷲の脅威は去り、シオンと龍鷺郎は、紗雪姫を守り通す事に成功したのであった』

花龍が何とかストーリーを取り纏める。

『そして、紗雪は残された2人の内…』

< 678 / 1,120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop