天神学園の問題児再来
否!

真太郎は覚悟を決めた。

今この時をおいて、他に無し!

寧ろ、今抜刀できぬ刀など、如何なる銘刀だろうとこちらから願い下げ!

真太郎の手が、川蝉の柄を握る。

左手に狂奏丸、右手は川蝉の柄。

「来い、龍馬!」

出血による消耗をものともせず、真太郎は叫ぶ。

「……」

コクリと頷く龍馬。

低く腰を落とし。

「極意…三段突き!」

龍馬の刺突が発動する!

「っっっっっっっっ!」

真太郎は歯を食い縛った。

限界まで集中力を高める。

おぼろげながら、だが見えない事はない三段突きの軌跡。

一撃目を。

「ぬんっ!」

狂奏丸の横薙ぎで弾く!

しかし間髪入れず襲いかかる二撃目!

「くぅっ!」

床を踏み締め、右手に力を込め。

「川蝉いぃいぃぃいぃいぃいぃぃぃぃぃぃっ!」

真太郎は咆哮する!

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