天神学園の問題児再来
顔を上げる。

「続けるか、小岩井」

握り締めた二挺拳銃から、空になった弾倉をリリースし、再装填。

装填しながら。

「今がチャンスだぞ」

ヴラドは紗雪を見る。

「拳銃使いは、装填中が最大の隙だ。狙うには絶好の機会だ」

「え…あ…しかし」

戸惑う紗雪。

「『同胞』を傷つけるのは気が引けるのじゃ」

「同胞?対戦相手におかしな事を言う」

装填完了。

マンイーターとソウルイーターには、最大弾数まで弾丸が補充された。

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