天神学園の問題児再来
光の奔流が、龍鷺郎を包み込む。

熱い、冷たい、眩しい、暗い。

様々な感覚が一度に襲いかかる。

重い、動けない、前に進めない、苦しい。

様々な抵抗が、龍鷺郎をその場に釘付けにする。

そんな状態で、シオンの渾身の大剣での斬撃が、斬りつける!

噴き出す鮮血、吹き飛ばされる体。

目も眩む8色の閃光の中、轟音と爆発が起こる。

そして全てが収まった頃。

「……」

龍鷺郎は倒れていた。

大の字。

ピクリともしない。

白目を剥き、意識は完全にない。

あのタフさを誇る龍鷺郎が、シオンの一撃の前に、完全に気を失っていた。

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