天神学園の問題児再来
「龍鷺郎、龍鷺郎!」
鬼龍が、倒れたままの龍鷺郎の頬をペシペシと叩く。
「っっっっっっ!」
リングサイドまで駆け寄る紗雪。
リング上にまで上がりたいが、紗雪が万が一龍鷺郎に触れれば、第三者の介入として龍鷺郎は失格になってしまう。
勝敗が決まるまでは、誰も手出しは出来ない。
きっと立ち上がってくれる。
龍鷺郎は負けはしない。
そう信じる紗雪だったが。
「……」
無言のまま、鬼龍は首を横に振った。
「完全ノックアウトアル。龍鷺郎は立てないアル」
鬼龍が、倒れたままの龍鷺郎の頬をペシペシと叩く。
「っっっっっっ!」
リングサイドまで駆け寄る紗雪。
リング上にまで上がりたいが、紗雪が万が一龍鷺郎に触れれば、第三者の介入として龍鷺郎は失格になってしまう。
勝敗が決まるまでは、誰も手出しは出来ない。
きっと立ち上がってくれる。
龍鷺郎は負けはしない。
そう信じる紗雪だったが。
「……」
無言のまま、鬼龍は首を横に振った。
「完全ノックアウトアル。龍鷺郎は立てないアル」