天神学園の問題児再来
「残念でしたね、龍馬君」
柾家。
縁側で並んで茶を飲みながら、鳳仙花と龍馬が語らう。
「龍太刀があって、鳳仙花さんにあれだけ鍛えてもらって…それでも勝てなんだがじゃ。真太郎は強い。認めるしかないがじゃ」
そう言う龍馬の顔に、愁いはなかった。
寧ろ、真太郎がそうあってくれて嬉しいと。
自身の見立て通りの阿修羅であった事が、誇らしく思えた。
見ろ、わしの見込んだ通りの男じゃったぜよ。
そう言いたげだ。
結果として、柾一刀流の夕城流超えは果たせなかった訳だが。
「なぁに、どうという事はないですよ」
笑う鳳仙花。
「興して数年の流派が、歴史ある夕城流にここまで迫れただけでも大したものです。いい弟子を迎え入れる事が出来ましたよ」
「ちゃちゃちゃ、照れるきに…」
龍馬は頭を掻く。
柾家。
縁側で並んで茶を飲みながら、鳳仙花と龍馬が語らう。
「龍太刀があって、鳳仙花さんにあれだけ鍛えてもらって…それでも勝てなんだがじゃ。真太郎は強い。認めるしかないがじゃ」
そう言う龍馬の顔に、愁いはなかった。
寧ろ、真太郎がそうあってくれて嬉しいと。
自身の見立て通りの阿修羅であった事が、誇らしく思えた。
見ろ、わしの見込んだ通りの男じゃったぜよ。
そう言いたげだ。
結果として、柾一刀流の夕城流超えは果たせなかった訳だが。
「なぁに、どうという事はないですよ」
笑う鳳仙花。
「興して数年の流派が、歴史ある夕城流にここまで迫れただけでも大したものです。いい弟子を迎え入れる事が出来ましたよ」
「ちゃちゃちゃ、照れるきに…」
龍馬は頭を掻く。