天神学園の問題児再来
「ほぅ…」

真太郎の邪眼に、再び色が籠る。

「粒雪(ざらめゆき)」

大振りの剣撃を立て続けに放つ真太郎。

急所などは厭わない。

とにかく滅多斬り!

膾斬りにされ、龍馬はまたも倒れた。

「どうした、剣客以下に切り刻まれるのか?」

吐き捨てるように言う真太郎に対し。

「痛みが分からんもんに…刀を握る資格はない」

龍馬は血を滴らせながら立ち上がる。

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