天神学園の問題児再来
と。

「あ、あのぉ~…」

シオン一味の団欒の中に、割って入る2人。

転校生のほむらと紅葉だ。

今朝、一悶着あったばかりの真太郎と紫陽花は身構える。

「変質者さん」

「龍鷺郎だ」

「龍鷺郎」

「初対面に呼び捨てか」

イマイチ噛み合わないほむらと龍鷺郎。

「君も臥龍のお孫さん?」

「いや、息子だ。お前は龍之介の娘だったな…」

「じゃあ私から見たらおじさんだねっ」

いちいち癇に障るほむらの発言。

「ご、ごめんなさいっ」

本当に反省しているのかいないのか、一応詫びつつ。

「龍鷺郎君も、お祖父様の居場所は知らないって事かぁ…」

ほむらは眉をハの字にした。

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