天神学園の問題児再来
まだ宙にある男子生徒の体を。

「ごめんなさい」

リプニーは携行砲の一撃で叩き伏せ、地面に落下させる。

とはいえ、怪我をしないように受け身をとりやすく落とした。

せいぜい、いたたたた…で済む程度のダメージだろう。

不要な怪我をさせないように取り押さえる。

リプニーの腕の良さを窺わせた。

取り押さえられた男子生徒は、渋々列へと戻っていく。

ヴラドの睨みと、リプニーの捕縛技術。

この2人を前にして、如何なる生徒も脱走は不可能だった。

彼らの包囲を破れるのは、今の天神学園ではシオン一味くらいのものだ。

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