天神学園の問題児再来
シオン一味が相手となると、他の引率教師では止められまい。

ヴラドとリプニーの出番だろう。

「どうやってここに来たんでしょうか…」

「タナカも使った事があろう。天神地区の有力者、橘の屋敷にある転移魔法陣…あれを使ったのだろうな」

チッと舌打ちして、マンイーターをインバネスコートに収めるヴラド。

「面倒事ばかり増やす連中だ。タイマントーナメントで成長ぶりを窺わせたから、多少は認めてやっていたが…やはりガキはガキだな」

「多少はというか、ヴラド先生を負かすくらい強くなりましたもんね」

迂闊な事をリプニーが口にして。

「…何か言ったか?…タナカ…」

肩越しにギロリとリプニーを睨むヴラド。

「な、何でもありません…」

リプニー、ちょっとちびっちゃいそうです。

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