天神学園の問題児再来
渾沌、饕餮、窮奇と、悉く一撃のもとに。

臥龍の強さは本物だった。

最早彼が、神と同等の域に達しているのは揺るぎない事実。

…その事を、檮杌は嬉しく思った。

荒野の中を好き勝手に暴れ回り、戦う時は退却する事を知らずに死ぬまで戦うという気性の彼に相応しい相手。

「喜ばしいぞ臥龍。さぁ死ぬまで殺し合おうぞ!」

「…興味がないの」

臥龍は鼻を鳴らす。

「死ぬの殺すの、過激な言葉を吐けば強さを誇示できると思うておる三流の神と、楽しき戦いが出来るとは思えん」

臥龍は背を向ける。

「お前らは弱い。興覚めだ…どこへなり消えるがいい」

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