天神学園の問題児再来
「それで」

亜鳥が紗雪達を見る。

「紗雪達は何故こんなとこいるの?」

「そ、それは」

紗雪が立ち上がる。

「臥龍殿達が鴉丸の為に働いて下さるのは大変嬉しく思うのですが…その…言いづらいのですが…多くの大陸の妖怪達が、臥龍殿達の行為を、侵略と勘違いしている節があります…」

今回の件にしても、臥龍のヤンチャぶりが幾らか関係している事実は否めない。

「ですので…」

「わかったわかった」

クスッと笑い、亜鳥は紗雪の肩を叩く。

「私も、臥龍のやりたい放題は気になってたのよ。あんまり無茶しないように、私もしっかり監視しとくわ。紗雪や龍鷺郎に手間かけさせるのも悪いしね」

「そ、そんな!手間などという事は…!」

憧れの亜鳥にフレンドリーに接してもらって、感激の紗雪。

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