天神学園の問題児再来
2時間ほどの反省タイムが終わり。

「それじゃあ…」

リプニーが溜息をついた。

「そろそろ修学旅行の団体に合流しましょうか…」

「え?」

シオンが足を撫でながら声を上げる。

「俺達もか?」

「折角ここまで来たのに、そのままUターンなんて勿体無いでしょう?その代わり、団体行動は守って下さいね?」

苦笑いするリプニー。

予定外の海外旅行に、シオン達は歓声を上げる。

「今度勝手に抜け出すような真似をしてみろ、串刺しにして銃殺刑だヒューマンども」

ギロリと睨むヴラド。

そんな彼に。

「でも…」

花龍は手を絡める。

「私は嬉しいですよ?ヴラド先生と旅行が出来て」

「…言っていろ」

プイとそっぽを向くヴラド。

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