天神学園の問題児再来
無論。
「紅葉っっっっっっ!」
真太郎がこの暴挙を、許そう筈もない。
狂奏丸を抜刀し、紅葉に斬りかかる!
それを黄昏で受け太刀する紅葉。
ギリギリと、刃が音を立てる。
「無関係の紫陽花に手を出すという行為…貴様万死に値するぞ…!」
「まるで裁くような言い草だな…裁けるのか?僕を。斬れるのか?お前が」
刃を挟んで睨み合う両者。
「…泣いているのだ」
真太郎は横目でチラリと、口元を押さえて嗚咽する紫陽花を見た。
「紫陽花が、泣いているのだ。貴様のせいで!」
「だったらどうする!」
拮抗した力は甲乙付け難く、真太郎と紅葉は一旦分かれる。
「流儀も愛する女も守りたければ、僕を倒してみせろ。尤も、僕は貴様の全てを奪い去るがな」
「拒否する。俺の何1つとして、貴様にはくれてやらん」
「紅葉っっっっっっ!」
真太郎がこの暴挙を、許そう筈もない。
狂奏丸を抜刀し、紅葉に斬りかかる!
それを黄昏で受け太刀する紅葉。
ギリギリと、刃が音を立てる。
「無関係の紫陽花に手を出すという行為…貴様万死に値するぞ…!」
「まるで裁くような言い草だな…裁けるのか?僕を。斬れるのか?お前が」
刃を挟んで睨み合う両者。
「…泣いているのだ」
真太郎は横目でチラリと、口元を押さえて嗚咽する紫陽花を見た。
「紫陽花が、泣いているのだ。貴様のせいで!」
「だったらどうする!」
拮抗した力は甲乙付け難く、真太郎と紅葉は一旦分かれる。
「流儀も愛する女も守りたければ、僕を倒してみせろ。尤も、僕は貴様の全てを奪い去るがな」
「拒否する。俺の何1つとして、貴様にはくれてやらん」