天神学園の問題児再来
そんな龍馬の肩を摑み。

「手出し無用」

真太郎は前に出た。

握っているのは、川蝉。

代わりに狂奏丸は納刀している。

「確かにお前も無関係ではなかろうが…この件、俺に預からせてはくれんか」

振り向く真太郎。

「夕城も紫陽花もお前の柾一刀流も…俺が守る」

「ははっ、ぬかすじゃないか真太郎。僕に後れを取り続けている男が」

額に手を当て、真太郎を笑い飛ばす紅葉。

「守れなければ、貴様はタイマントーナメント以前のお前に逆戻りだ。何1つ手にしていない、全てを失った野良犬の貴様にな」

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