天神学園の問題児再来
紅葉、色褪せる
放課後。
シオン一味の誰とも交わる事なく、紅葉は1人下校する。
仲間達と語らう事も、反目し合う事もない。
誰かが言った。
『好きの反対は嫌いではなく、無関心である』と。
これまで紅葉は、シオン一味の事が嫌いだったのかもしれない。
馴れ合い、ベタベタし合い、群れる連中。
あの在り方が嫌いであった。
が、今は違う。
無関心。
もう夕城流次期宗主に興味はないし、次期宗主になるであろう真太郎も、その想い人である紫陽花も、興味はない。
関心を持たなくなってしまった。
まさに無関心だった。
シオン一味の誰とも交わる事なく、紅葉は1人下校する。
仲間達と語らう事も、反目し合う事もない。
誰かが言った。
『好きの反対は嫌いではなく、無関心である』と。
これまで紅葉は、シオン一味の事が嫌いだったのかもしれない。
馴れ合い、ベタベタし合い、群れる連中。
あの在り方が嫌いであった。
が、今は違う。
無関心。
もう夕城流次期宗主に興味はないし、次期宗主になるであろう真太郎も、その想い人である紫陽花も、興味はない。
関心を持たなくなってしまった。
まさに無関心だった。