きみのためのプレゼント
「沙織、改めて言わせて。沙織のことが大好きです。俺と付き合ってください」



「私も、翔平のことが大好き。私と付き合ってください」



顔を見合わせて二人で笑った。これからどうなるかなんて、わからない。


もしかしたら、何度も壁にぶち当たって、生きるのが辛くなるかもしれない。でも、そんなときは必ず、君を思い出すよ。


そして、必ず最期を迎えるその日まで、君のように辛い選択だけはしないと誓う。



それが私から君への、『きみのためのプレゼント』


そして、いつか、必ず・・・

『もう一度、走ることができますように』




〜end〜
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