きみのためのプレゼント
「ねえ、なんで、お母さんにあんな風に普通に対応できたの?動揺も見せなかった。私は、足のことが当たり前のような口ぶりのお母さんに驚いたのに」
「・・・なんでだろうね。そうするのが一番だと思ったからかな。でも、良かったね。藤野さんが一番気にしてたことだったもんね」
藤本くんの印象が違って感じられるのはなぜだろう。
私の知ってる藤本くんは、いつも笑顔で車椅子に乗っていても差別なんてされることなく、みんなから好かれていて明るくて爽やかなイメージだった。
でも、今、実際に彼と会話をしていて、ところどころ感じられる淡々とした物言い。
それがやたらと気になる。
「藤本くんって、思った以上に淡白なんだね」
これは、言ってはいけなかったのだろうか。ちらっと感じた視線に目をやると、少しだけ顔つきが変わった。
この人、結構顔に出るのかもしれない。だからちょっとやりにくいし、顔色を伺うなんて、私には苦痛だ。
「・・・なんでだろうね。そうするのが一番だと思ったからかな。でも、良かったね。藤野さんが一番気にしてたことだったもんね」
藤本くんの印象が違って感じられるのはなぜだろう。
私の知ってる藤本くんは、いつも笑顔で車椅子に乗っていても差別なんてされることなく、みんなから好かれていて明るくて爽やかなイメージだった。
でも、今、実際に彼と会話をしていて、ところどころ感じられる淡々とした物言い。
それがやたらと気になる。
「藤本くんって、思った以上に淡白なんだね」
これは、言ってはいけなかったのだろうか。ちらっと感じた視線に目をやると、少しだけ顔つきが変わった。
この人、結構顔に出るのかもしれない。だからちょっとやりにくいし、顔色を伺うなんて、私には苦痛だ。