きみのためのプレゼントのレビュー一覧
平均評価星数
5.0
2016/09/26 14:12
投稿者:
rila。
さん
タイトルにすべてが集約されています
陸上の成績に伸び悩む少女と、いつも笑顔を絶やさない車椅子の少年。 七夕をきっかけにお互いの足と境遇が入れ替わり、そのことで二人が大きく成長していく物語です。 『きみのためのプレゼント』というタイトルにすべてが集約されていると思います。 〝誰の〟でもなく、〝自分の〟でもなく、〝きみのための〟プレゼント。 読んでからもう一度タイトルを見てみると、意味がよくわかるのではないでしょうか。 たくさん感想を書きたいけど…多くは書きません。 ぜひご一読を。素敵な作品です。
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2016/08/05 09:43
投稿者:
菊川 あすか
さん
プレゼントを貰った気分
心も体も正反対に見えるふたりがある日、その体と境遇が入れ替わることに。 思春期特有の悩みや焦り、素直になれない自分と向き合いながらも徐々に縮めていく距離。 入れ替わらなければ気づけないことが沢山あった。 ふたりの心の奥にある悲しみ、友への想いや罪悪感。 大切な友の前で、ふたりはどんな選択をするのか。 これから未来に向かっていくふたりにはきっとこの先も試練が待ち受けていることでしょう。 あえて多くは書きませんが、それでもふたりは沢山の壁を乗り越えていける。最後にはそう思える作品です。 個人的に、ある少女が言ったこの言葉が好きです。 『誰だって傷つけたり、傷つけられたりするもんなんだよ。でも、やり直すことだって、できる。だってそうやって学ぶもんだからさ』 失敗したって立ち止まったって、そこで終わりじゃないんです。 是非読んでみてください。
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