馬鹿な私と馬鹿な君**
「そっか。
君が藤本さん」
「あの…」
「なんだ?」
「教室に」
「あぁ、
そうだな。
悪い悪い」
そう言って
案内された
1年3組の前。
あんなに
緊張してた
私・・・
自己紹介を
しろ。という
担任の言葉が
引っかかって
私は入れない。
だって・・
何言えばいいか
分かんないし…
「私…」
「まぁまぁ」
そう言って
教室のドアを
開けられた。
勘弁してよ
本気で思った。
緊張しながら
教室に入る。
入ろうとした。
でも…
運動が苦手な
私のせいなのか
私はいきなり
こけた。
何もないのに。