忘れてた恋

世間話をしていたら
海野さんは2つ年上で
長野県出身で、実家がアパレル会社を
経営していて、現在は会社を継ぐために
カバンの勉強のため修行中とのことだった。

イギリスへは7年前高校を卒業して
すぐに1年間行っていて、
私も働いていたSAMURAIで
あのオーナーのもと働いていたそうだ。


「なんか不思議ですね。
私とは行ってた時期も全く違うのに
日本で出会うなんて。」


「そうだね、てかさ、
ほぼ同い年でしょ?敬語やめよう。

寧々ちゃんって呼んでいい?」

「あ、はい。どうぞ…

あ、敬語だった、なかなか敬語抜けないかも。」


「徐々にね(笑)
俺は陽人でいいからね。」

「陽人さんでいい?」


「ん〜まあいいか。

寧々ちゃん、そろそろお腹減らない?
ご飯行こうか。」

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